先ほど、羽田から割と遅め(最終?)の便で北九州空港に着陸し、爆睡後、最後部座席付近で、皆が機外へ出るのを、ニュートラルな頭で待っていたら、これまた極上クラスのCAが話かけてくる。初めてのパターンだ。これがまた、どうでも良い内容の話だし、サービスの一環なのか、最終仕事を終えての安堵から出てくる余裕なのか、よくわからない。
「お客様、今夜は熱帯夜ですよ」「ですねえ(知ってるよ、エアコンかけるから関係ないし)」「私エアコンで風邪引くタイプなんです」「そうですか、調整が難しいですね、でも熱中症になるよりか、エアコンをうまく使った方が良いですね(一般論、それしか言いようがない)」。CAと(しかも極上)話す機会がないので、レアな体験になるが、僕は非常に疲れているし、早く機外に出て車で帰りたいし、別段CAさんをナンパする訳でもないし、でも先の客が詰まって、トークが続かないのも気まづいので、別段気になってはいないものの、CAさんのシフトの在り方や、元は東京勤務なのか北九州なのか、など訊きながら時間が過ぎるのを待った。結果、東京勤務で本日の4往復は異例とのことだった。すこぶるどっちでも良い話だ。乗客が流れ出したので、適当に挨拶してサヨナラとなった。帰りの車で、東京での仕事やらの整理をするつもりが、このCAのアンニュイなサービスが頭をめぐって仕方がない。最終的に僕が出した仮説であるが、きっと、そのCAさんは僕のことを有名人と間違えていたのだろう、と。 そう「見栄晴」とか。つづく
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