【今日のコラム】
10年くらい前の話で、インフルエンザの疑いがあった為、救急病院を訪れた際、それはえらい患者で混雑しており、診療室に呼ばれるまで時間を要したことがあった。1時間ほど待った時、看護師が「中村さーん、ひろっすぃーさーん(ひろしさん)」と呼ぶのである。
まあ、中村という苗字が多いから、下の名前を付け加えるのは理解出来るが、えらい馴れ馴れしい呼び方だな、と思いながらソファーを立とうとした時、中村という老人と、広末という女性が診療室に向かった。了解、ひろすぇさんね。その10分後、診療室で流感検査をしてもらい、もちろん陰性で、牡蠣による軽い食中りから来る発熱であった、僕も家内も。
やれやれ、その日も今日のような真夏日だった。
つづく
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