【今日のコラム】
人生において何かを極めたいのは当然のことである。しかしながら、何を極めるか、意外とテーマが決まっていない人は少なくない。
私は音楽、そう音楽制作を極めようと考えていたが、よく考えると音楽なんて極まらないし、音楽をやっている人なんかゴマンといる。
オンリーワンを目指すべく考えたのが『30cmを極める』ことにした。
よくボクサーが、身体に3分間を染み込ませる、そう、それと同じだ。
4月より私はいつもスケールを携帯し、とにかく30cmを測りに測っている。トイレに行く際、部屋の引戸を30cmを目指し開き、スケールで測定し感覚の校正を行う。30cm程と思われる野良猫を見つけては測定、校正。30cmの治具(あて木)を使う手もあるが、20cm、40cmを知らなければ30cmは理解できない。よってスケールは必須なのである。
もうすぐ30cm習慣を始めて2ヶ月が経過しようとしているが、見に着いた感覚は30cmに対し±2cmまで感覚が身について来ている。
この調子で積み上げて行けば、60歳をむかえる頃かには±0.1mmまでの感覚を習得できるであろう。
ということで、今、ため息の長さを測定している気だるい朝である。
つづく
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