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【今日のコラム:あだ名について】

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大人になると、あだ名で呼ぶことが激減した。
皆さんもそうではないであろうか?
あだ名というより、〇〇ちゃんとか、下の名前で呼ぶことはあるが。
 
子どもの頃は、あだ名で呼ぶことが殆どであった。
少なくとも私の幼少期はそうであった。
 
北九州市の特性(?)上、あだ名は酷かった。
あだ名というより、悪口がそのままあだ名になっていた。
私の場合、小学生の頃、靴下を履かなかったので、足が臭かった。
よって、中2くらいまで「足クサ」というあだ名で呼ばれていた。



上記、北九州では当たり前なので、傷づくことはなかった。
当たり前だからだ。
 
しかし、今考えてみると、それは酷いあだ名をつけたものだなと思う。
私も何人かにつけた。
 
男子は良いが、女子には少し酷であったかもしれない。
例えば、眉毛が太い女子は「げじげじ」。こんなのは普通だ。
給食を食べるのが早い女子は、飢えている表現から「飢ポン」。
発育がよく、女子なのにうっすら髭の産毛が生えたやつは「苔」と呼ばれていた。(これは少し酷いな)



あと、男でも、顔が不細工な奴に、北斗の拳で、敵がヒコウを突かれて爆発して死ぬ時のセリフ「ひでぶ」があだ名になったやつもいた。
 
中でも、クラスいちブスで、月単位であだ名(悪口)が変わっていた女子は、卒業時点で「ボラ」というあだ名でゴールインした。
 
家庭科の最期の授業で、家から好きな食材を何でも持ってきて調理してよいという、学内の企画で、みんな、家でとれたキュウリやウリ、なすび等、比較的野菜が多かったが、その女子Rは、親が釣ってきた「ボラ」という低級魚を学校に持ってきたのだ。
そして、当たり前のように茶化され、あだ名は最後の最後で「ボラ」に昇格(?)した。
 
現代では、「さん」付けが当たり前だったり、コンプライアンスやモラルが整っている中、上記のような悪口あだ名をつけられた生徒は、傷つく子どもも多いし、親や教育委員会が黙っていないだろう。



 
私たちはタフな時代をタフなあだ名で呼びあった盟友である。
来月行われる小学校の同窓会では、当時のあだ名で呼び合うのであろう。
 
非常に楽しみである。
 
 

つづく

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