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【今朝のコラム:悪戯とは?】

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私はイタズラが大好きだ。

まあ、好きな人が大半だと思うが。

イタズラの定義ってなんだろう。

 

goo辞書によると

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いたずら〔いたづら〕【悪=戯】 

の解説

[名・形動](スル)《「徒 (いたずら) 」から》

1.  人の迷惑になることをすること。また、そのさま。悪ふざけ。「—が過ぎる」「—な子」

1.  いたずら小僧。いたずらっこ。

1. 「弁当箱をポンと抛 (ほう) り上げてはチョイと受けて行く—がある」〈二葉亭平凡

1.  もてあそんではならない物をいじったりおもちゃにしたりすること。「子供がマッチを—する」「—半分

1.  自分のすることを謙遜していう語。芸事・習い事などにいう。「歌つくりはほんの—です」

 

とのことである。

人の迷惑になること、確かに迷惑をかけている。

しかし、迷惑をかけたくなる相手にも問題があるのではないかと思う。

こちらの邪魔をしたり、マウント取ってきたり、縄張りをあらされたりとか。

 

小学3年生くらいのころ、

いわゆる公園番長みたくな奴がいて、滑り台の滑るスピードに負けたことがないと、マウントを取ってくる奴がいた。Tくんだ。

Tくんは「おらあ、見てみろ、俺の滑りを!お前らの倍の速さで滑るぜ!」と、どうでも良いマウントを取ってくる。



 私は、それであれば、更にスピードをUPさせてあげようと思い、滑り台の中腹に、犬のうんこ(昭和当時はよく犬の糞があちらこちらに転がっていた)をしかけ、比較的、大きな紫陽花か何かの葉っぱで、そのうんこを覆い隠した。

Tくんはいつもの感じで、オマエラ、本物の滑りをよく見とけよ!と、私たちを罵った。

Tくんは、いつものように助走をつけ、少しジャンプするように滑り台に飛び移った。

私はいたずらと言うより、実験で、原理的に犬のうんこを通過した時点で、犬のうんこが潤滑材になり、スピードがさらに増すと考えていた。

仮定は劇中した。Tくんが、その犬のうんこポイントを通過する際、あきらかに時速2㎞はスピードが増し、そのまま砂場にゴールインした。恐らく彼の最速記録であろう。

 砂場に着地して、糞まみれになった背中から下半身を確認したTくんは、もちろん激怒。

「だれが仕掛けたんかあ!」

我々は笑いながら逃げた。マウントを最速記録と同時に、成敗したのであった。

これは人に迷惑をかけるというより、タイアップだ。勝敗は存在しない。

 



また、高校時分の楽しみであった、下校前の掃除(15分程度)であった。

もちろん掃除が楽しい訳ではなく、その掃除場所(裏庭の程よく広い広場)にて、ピン球(卓球の球)野球をするのが、実に楽しかった。

ピン球は指のスナップの仕方により、あらゆる変化球、しかもかなり曲がる球が投げれた。

その曲がるコースを読み、ホームランにすることが実に快感であった。その日のストレスや、嫌なことを浄化できる貴重な時間であった。

ある日、毎日のように、フライング気味で掃除に入り、昨日の続きの、その野球をしようと思ったところ、広場のど真ん中に軽自動車が停めてあった。これでは、十分にピン球野球が出来ないではないか。恐らくであったが、実習生の輩が、この広場に停めていたのだ。

ここは、我々が得意の「マンパワー」である。

仲間(同級生)8人くらいで、軽自動車を持ち上げ、となりの運動場のど真ん中に、その由々しき実習生の軽自動車を移動させた。そして、学年主任のベンツのエンブレムをもぎ取り、その軽自動車に接着してやった。

掃除をしろと命ぜられているのに、その掃除場に車で邪魔をするのは良くない。

よって、最適化をはかるべく対策を講じたまでである。

 

このように、いたずらは、報復につかえば、いたずらではないし、何の加害を与えていない相手に講じるのはイジメである。よって、いたずらの定義は非常に難しいと思う、真夏の朝のたわ言である。

 

つづく

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